2014/7/1 国交省/15・16年度入札参加資格申請、12月1日から受付/持参方式は廃止

【建設工業新聞 7月 1日 2面記事掲載】

国土交通省は6月30日、15・16年度の建設工事と測量・建設コンサルタント等業務の競争参加資格審査の申請手続きを決定した。従来、インターネット、郵送、持参の3方式で実施していた申請受け付けのうち、今回から持参方式を廃止。ネット方式は12月1日から15年1月15日、郵送方式は12月1日から15年1月30日(当日消印有効)まで受け付ける。

ネット方式では、パスワード申請を11月4日から12月26日まで受け付けた上で、11月4日から15年1月15日までを申請書入力プログラムダウンロード期間とする。申請に当たっての質問を受け付けるヘルプデスクも11月4日から15年1月15日まで開設する。国交省が前回実施した13・14年度の工事の資格審査の申請受け付けは、ネット方式が86%、郵送方式が9%、持参方式が3%で、「持参方式を廃止しても大きな影響は出ないと判断した」(官房地方課)という。

資格審査に当たって国交省は、改正公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)を踏まえ、「担い手確保の観点から主観点の評価項目の見直しについて検討する」(官房技術調査課)としている。今回の資格審査で工事については、経営事項審査の総合評定値(P点)で雇用保険、健康保険、厚生年金保険の加入状況がいずれも「加入」または「適用除外」となっていることを申請の条件とする。P点通知書で未加入の場合でも、その後加入または適用除外となった場合は、その事実を証明する領収書などの書類の提出が必要となる。

ネット方式は、国の他の機関や関係機関との一元受け付けとなり、工事は23機関、業務は22機関が参加。前回参加していた総務省や鉄道建設・運輸施設整備支援機構(国鉄清算事業用地部計画工事課)が対象外となった。

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