2014/8/5 国交省/「解体工事」の技術資格明確化へ/有識者会議が初会合、業種区分新設で

【建設工業新聞 8月 5日 2面記事掲載】

国土交通省は4日、改正建設業法で「解体工事」が新たな建設業許可業種区分になったの受けて解体工事に配置される技術者に求められる技術や知識について検討する有識者会議の初会合を東京・霞が関の同省で開いた。有識者5人で構成。座長には嘉納成男早大創造理工学部教授が就任した。

会合で国交省土地・建設産業局の北村知久建設業課長は、解体工事の業種区分が既存業種のとび・土工から分離独立する形で新設されたことを踏まえ、「実態と法律に規定されたことがうまく調和する形で施行を迎えられるようにしたい」と述べ、2年後の施行に向けて、必要な技術資格を明確にする検討会の意義を説明した。

嘉納座長は、「建築でも土木でも解体工事を伴う。解体工事に携わる人が施工に自身を持って取り組めるような能力、知識、技術の議論を進められるようにしたい」と述べた。

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