2020/07/16 専門工事業者評価制度 レベル別賃金目安設定/職長にはマネジメントフィー/35職種以外の評価、出来栄え・コミュニケーションを評価、レベル5設定等を今後検討

令和2年6月12日開催の第8回検討会資料が公開されました。

資料は以下よりご確認いただくことができます。
https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000112.html
1.レベル別賃金目安設定
昨年度整備された、35職種別の建設技能者の能力評価基準を元に、職長(レベル4・3)、若年技能者(レベル2)の賃金目安が設定されました。
2.マネジメントフィー確保に向けた標準見積書改訂(案)
○ 各職種におけるレベル別賃金目安の設定・公表と並行して、下請企業は賃金目安に応じた賃金を支払うための原資を見積価格に適正に反映し、元請企業は下請企業の見積りを尊重できる環境を整備することが重要
○ 特に、自社雇用するレベル3・4の職長クラスのマネジメント能力(現場の管理・後進指導等に関する能力)を、元請・下請間の見積書にマネジメントフィーとして適切に計上し、請負金額に反映させることが重要
○ そのため、マネジメントフィーを見積書において職長手当として別枠計上することに業界全体で取り組み、当該費用を適正に請負価格に含めるため、各団体において作成している標準見積書の改訂及び一部ゼネコンにおいて支給している職長手当のあり方について検討
3.「標準見積書改訂WG」の立ち上げ、7職種については今年度内に標準見積書の改訂
4.今後の取組
既存35職種以外の技能者や多能工等に対する評価手法を検討
仕事の出来栄えやコミュニケーション能力等も評価指標に加えることを検討
元請団体やハウスメーカー団体等についても、能力評価の実施主体として参画することを検討
○ レベル4の中でもさらに能力が高い技能者を対象に、新たなレベル(レベル5)を設定を検討
5.2021年春から運用開始予定
2020年度中に、関連ソフトの開発を行い基準づくりを支援。

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