2020/10/06 全建/会員のCCUS登録状況、雇用技能者の8割が未登録/目に見えるメリット要望

【建設工業新聞  10月 5日 2面記事掲載】

雇用している技能労働者の約8割が建設キャリアアップシステム(CCUS)に未登録-。全国建設業協会(全建、奥村太加典会長)が会員企業を対象に実施した調査によると、自社で雇用する技能労働者のCCUS登録状況について、79・7%が「登録していない」と回答した。「一部登録している」(12・3%)、「全員登録している」(8・0%)との回答は少なく、地域建設業でCCUSの普及が進んでいない実態が明らかになった。 =1面参照

調査は8月1日時点の働き方改革推進に向けた取り組み状況を把握するため実施した。都道府県建設業協会会員企業のうち24・2%に当たる4486社が回答した。

CCUS事業者登録の状況について質問したところ、23・8%が「事業者登録している」、2・7%が「事業者登録申請中」と回答。「事業者登録に向けて検討中」(20・6%)を含めると約半数を占めている。

一方で、「事業者登録をする予定はない」(11・6%)と登録に消極的な回答が1割に上る。「未定」(31・4%)、「CCUSを知らない」(9・9%)と回答した会員企業への積極的な働き掛けが普及拡大に必要となりそうだ。

加入促進では目に見えるメリットを求める声が多い。自由回答の意見を見ると、カードのランク分けに伴う発注工事の労務単価への反映、経営事項審査や工事成績評価、総合評価への加点を要望していた。

登録料の引き下げや設備費の削減、申請の簡略化の必要性を訴える意見もあった。活用目標の達成状況に応じ工事成績評定で加点する「CCUS活用推奨モデル工事」の拡大に期待する声もあった。

下請企業の加入対策に取り組んでいる企業は少なく、93・7%が「していない」と回答した。有効とされる加入対策としては、▽説明会の実施▽代行申請の実施▽モデル工事現場での現場見学会の開催▽CCUS未加入業者と下請契約を結ばない▽下請見積もり依頼時に加入を推奨する-といった取り組みが挙がった。

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