2021/03/02 振興基金/CCUS未登録事業者含め施工体制登録可能に/4月1日に機能追加

【建設工業新聞  3月 2日 1面記事掲載】

建設キャリアアップシステム(CCUS)運営主体の建設業振興基金(振興基金、佐々木基理事長)は、CCUS未登録事業者も含め施工体制登録する機能を4月に追加する。これにより上位下請が未登録でも下位下請をCCUS上の施工体制に登録可能。下位下請に所属するCCUS登録技能者の就業履歴が蓄積できるようになる。未登録事業者をCCUS登録後、施工体制に登録する機能も6月に備える。=2面に関連記事

現行システムではCCUS未登録の事業者が存在すると、下位の事業者はCCUSに登録していても、CCUS上の施工体制に登録できない。このためCCUS未登録事業者以下の下請事業者に所属する技能者は、就業履歴が適切に登録できないという問題があった。

振興基金は上位下請が未登録でも、CCUS上の施工体制登録が可能になるようシステムを改修。未登録事業者も含め施工体制に登録する機能を4月1日に追加する。未登録事業者を「事業者名のみ」で施工体制に登録し、CCUS上でも実際の施工体制通りに未登録事業者、下位下請事業者を含めて施工体制に登録できる。

未登録事業者をCCUS登録後、施工体制に登録する機能を6月1日に追加する。「事業者名のみ」で登録されていた事業者が、CCUS登録後に「ID」を施工体制に登録する方法。登録操作は直上の上位事業者が行う。現状でも未登録事業者を除いて施工体制登録できる。だが未登録事業者が現場運用中にCCUS登録し、施工体制に組み込む場合、現状の施工体制登録を削除して改めて登録し直す必要がある。

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