2010/5/13 09年度の建設受注、13・0%減/41・6兆円、2年連続で最低更新/国交省

【建設工業新聞 5月13日 記事掲載】

 国土交通省が12日発表した建設工事受注動態統計によると、09年度の建設業者の工事受注高は前年度比13・0%減の41兆6866億円にとどまり、00年度の調査開始以来、最低となった。最低記録の更新は2年連続で、減少幅も最大となった。公共機関からの受注が微減にとどまったものの、民間発注工事の受注が建築、土木ともに2けたの大幅減となったのが響いた。景気の先行きが不透明な中、企業の設備投資意欲も低調に推移していることから、本年度は40兆円を割り込む恐れも出てきた。


 受注高の内訳は、元請29兆6009億円(前年度比10・0%減)、下請12兆0857億円(19・7%減)で、いずれも最低記録。業種別では総合工事業が28兆3560億円(9・6%減)、職別工事業が3兆6943億円(19・0%減)、設備工事業が9兆6363億円(19・9%減)だった。元請受注高のうち、公共機関発注分は10兆0181億円(3・1%減)、民間発注分は19兆5828億円(13・2%減)。工種別では、土木9兆8141億円(8・9%減)、建築・建築設備17兆2882億円(9・8%減)、機械装置等2兆4986億円(15・1%減)となっている。


 公共機関からの1件500万円以上の受注工事9兆5332億円(2・1%減)のうち、前年度実績を上回った発注元は国の政府関連企業等1兆0932億円(0・4%増)や地方の市区町村2兆7652億円(11・7%増)。主な増加理由として教育機関や病院関係の工事が増えたことが挙がっている。


 民間発注の1件5億円以上の建築・建築設備工事では、「電気・ガス・熱供給・水道業」「金融業・保険業」などからの発注が前年度実績を上回ったが、「大規模工事の影響が大きく、一過性の動きで全体的な減少傾向の流れに変化はない」(総合政策局)という。

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