2015/01/29 国交省/登録基幹技能者に「板硝子工事」追加/18年度までに400人育成目標

【建設工業新聞 1月 29日 2面記事掲載】

国土交通省は、33番目の登録基幹技能者講習として、全国板硝子工事協同組合連合会と全国板硝子商工協同組合連合会が共同実施する「登録硝子工事基幹技能者」を22日付で登録した。両会が作成した技能開発計画によると、会員各社が抱える約2000人の職長のうち、20%に当たる400人を18年度までに登録基幹技能者として育成する方針。本年度内に1回目の講習・試験を実施するという。

登録講習の受講要件は、板ガラス工事の施工現場で10年以上の実務経験と、職長・安全衛生責任者講習修了者で3年以上の職長経験を持ち、さらに▽1級建築施工管理技士または2級建築施工管理技士(仕上げ)▽優秀施工者国土交通大臣顕彰者(建設マスター)▽1級ガラス施工技能士-のいずれかの資格を保有していること。

登録基幹技能者は、熟達した作業能力と豊富な知識を持ち、現場を効率的にまとめるマネジメント能力を備えた技能者を対象に各専門工事業団体が講習を行い、認定する。今回の登録硝子工事基幹技能者を含め33職種の講習を延べ43団体が実施している。登録基幹技能者に対しては経営事項審査での加点評価や総合評価方式の入札での加点などが行われており、日本建設業連合会(日建連)の優秀技能者認定制度の中で資格保有者を評価し、手当を支給している企業も多い。

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