2020/02/04 日建連/現場の情報セキュリティー啓発へ/ポスターや動画制作、スマホ利用に注意喚起

【建設工業新聞  2月 3日 2面記事掲載】

日本建設業連合会(日建連、山内隆司会長)は、政府が主導し産学官民が参加する「サイバーセキュリティ月間」(2月1日~3月18日)に合わせ、建設現場の情報セキュリティー教育や啓発を目的としたポスターと動画を制作した。手軽に情報を扱えるスマホによる現場写真の漏えいなどに注意を呼び掛ける。

政府が提唱する超スマート社会「ソサエティー5・0」の実現に向け、さまざまな場面でICT(情報通信技術)活用が進む一方で、機密情報の漏えいやシステム破壊など、事業継続が困難となるようなサイバー攻撃のリスクが急速に高まっている。日建連は、各社に共通する基本的事項を継続して教育していくことが重要とし、会員問わず幅広く利用できるツールを作った。

ポスターには「スマホ注意報!」のタイトルを表示。SNS(インターネット交流サイト)に現場写真を投稿しないよう注意喚起しているほか、スマホの紛失や盗難、のぞき見、詐欺メールに気を付けるよう呼び掛けている。A3判で印刷し、現場内や事務所内に掲示してもらう。

動画は職員や作業員個人、新規入場者教育での視聴を想定。図面紛失・報告遅延、コンピューターウイルス感染など五つの項目別や全体版など複数用意している。外国人向けに英語版も作成した。

ポスターと動画は日建連のホームページ(https://www.nikkenren.com/kenchiku/ict/result/2020_01_security.html)からダウンロードできる。

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