2020/06/30 国交省/作業手順の映像教材を作成へ/見える化で効率的にポイント解説、10職種程度
【建設工業新聞 6月 30日 1面記事掲載】
国土交通省はICT(情報通信技術)などを活用し、効率的・継続的な技能者育成をさらに推進する。熟練者と新規入職者の作業の動きをデータで収集・分析。熟練と若手の動きの違いから効率的な作業手順を「見える化」した映像教材を作る。建設キャリアアップシステム(CCUS)の能力評価制度でレベル2(中堅・一人前の技能者)相当として必要な技能習得のための映像も作成。若手や中堅の人材育成に役立てる。
中小・中堅建設会社は、生産性向上の必要性を感じているものの、具体的な方策についてノウハウが十分に蓄積されていない。このため、個社レベルでは人材の確保育成などへの投資が消極的になる傾向があり、生産性向上の取り組みが進んでいないという。
こうした実情を踏まえ国交省は技能などの向上につながる環境整備の一環として、遠隔地でも受講できる映像コンテンツの内容充実を図り、幅広い世代を対象とした技能訓練の実施を後押しする。
映像コンテンツの対象は、代表的な6職種(とび工、型枠大工、鉄筋工、内装工、塗装工、電気工)を含む10職種程度を予定している。
人や物などの動きを捉えて3Dデータ化できる「モーションキャプチャー」などICTを活用し、技能を「見える化」する。熟練者と新規入職者の動きの違いを調査・分析。効率的な作業手順を基に映像コンテンツを作成する。
中堅レベルの技能トレーニングプログラムも作る。CCUSのレベル2相当として習得すべき技能(品質、安全、作業効率などの観点からのポイント)を調査し、整理・分析。関係業界団体の意見などを踏まえ職種ごとに映像コンテンツを作成。建設現場での一連の作業に沿って留意すべきポイントなどを解説する。
映像コンテンツを年度内に作成。無償で公開し、建設会社の自主的な人材育成に役立ててもらう。ICTを人材育成に活用することで建設業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた環境整備にもつなげる。
国交省はこれまでに技能者向け研修プログラム「建設技能トレーニングプログラム(建トレ)」として、「基礎編」と「職長編」を公開している。スマートフォンなどで時間や場所に制約されず誰でも無料で受講できるのが特徴だ。
中小・中堅建設会社は、生産性向上の必要性を感じているものの、具体的な方策についてノウハウが十分に蓄積されていない。このため、個社レベルでは人材の確保育成などへの投資が消極的になる傾向があり、生産性向上の取り組みが進んでいないという。
こうした実情を踏まえ国交省は技能などの向上につながる環境整備の一環として、遠隔地でも受講できる映像コンテンツの内容充実を図り、幅広い世代を対象とした技能訓練の実施を後押しする。
映像コンテンツの対象は、代表的な6職種(とび工、型枠大工、鉄筋工、内装工、塗装工、電気工)を含む10職種程度を予定している。
人や物などの動きを捉えて3Dデータ化できる「モーションキャプチャー」などICTを活用し、技能を「見える化」する。熟練者と新規入職者の動きの違いを調査・分析。効率的な作業手順を基に映像コンテンツを作成する。
中堅レベルの技能トレーニングプログラムも作る。CCUSのレベル2相当として習得すべき技能(品質、安全、作業効率などの観点からのポイント)を調査し、整理・分析。関係業界団体の意見などを踏まえ職種ごとに映像コンテンツを作成。建設現場での一連の作業に沿って留意すべきポイントなどを解説する。
映像コンテンツを年度内に作成。無償で公開し、建設会社の自主的な人材育成に役立ててもらう。ICTを人材育成に活用することで建設業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた環境整備にもつなげる。
国交省はこれまでに技能者向け研修プログラム「建設技能トレーニングプログラム(建トレ)」として、「基礎編」と「職長編」を公開している。スマートフォンなどで時間や場所に制約されず誰でも無料で受講できるのが特徴だ。
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