2020/09/03 清水建設/10月から現場の帳票処理をデジタル化/新型コロナ感染防止にも寄与
【建設工業新聞 9月 3日 3面記事掲載】
清水建設は2日、10月以降に着工する国内の建設現場で作業員の入退場管理や作業日報などといった帳票類の処理をデジタル化すると発表した。現場管理業務を効率化する取り組みの一環。これにより大幅なペーパーレス化を見込む。デジタル化が進むことで必ずしも現場にいなくても可能な業務が増え、対面機会の減少による新型コロナウイルスの感染拡大防止も期待される。
デジタル化に当たってはMCデータプラス(東京都渋谷区、飯田正生社長)のサービスを活用する。デジタル化するのは入退場管理、作業日報、工事日誌、作業指示書、安全環境日誌など。デジタル化により、作業日報と作業指示書の場合は今後1~2年で少なくともA4用紙換算で年間約1000万枚、処理時間2万時間以上の削減が可能という。
10月から作業員の入退場(出面)管理を先行してデジタル化する。入退場管理にはMCデータプラスの労務・安全衛生に関する帳票管理サービス「グリーンサイト」の付属機能である通門管理システムを活用。同システムにより、グリーンサイトに登録されている作業員情報にひも付けされたQRコードを活用し、作業員個々の入退場時間や入場日数などの就労履歴を管理する。作業員は個別に付与されるQRコードを入退場ゲートの読取機にかざすだけで、就労履歴データが蓄積される。
帳票類のデジタル化は21年1月から順次実施する。MCデータプラスの作業間連絡調整サービス「ワークサイト」で、帳票類の作成業務に加え承認業務もデジタル化する。印刷した紙ベースでの承認業務が不要になる。
就労履歴と帳票類のデジタルデータを連携・融合させることで、現場の管理業務の生産性が大幅に向上する見込み。例えば就労履歴と作業日報のデータを連携させると、協力会社の出面の集計・請求や当社の承認、有能技能者に対する手当の請求・承認等の業務を瞬時に処理できる。工事日誌に記録された工事内容(出来高)と就労履歴データから得られる人工(工事の実施人数)を連携させると、個々の技能者(職長等)の適正な評価など、技能者個人の管理も可能になる。
MCデータプラスの各種クラウドサービスの利用は、協力会社が自社の作業員情報をグリーンサイトに登録することが前提。グリーンサイトは建設キャリアアップシステム(CCUS)と連携しており、両方に登録されひも付けされている作業員は、通門管理システムに記録される就労履歴がCCUSに転送される。清水建設はデジタル化を進めるに当たり、協力会社に対して、両サービスへの未登録作業員の情報登録を要請していく。
デジタル化に当たってはMCデータプラス(東京都渋谷区、飯田正生社長)のサービスを活用する。デジタル化するのは入退場管理、作業日報、工事日誌、作業指示書、安全環境日誌など。デジタル化により、作業日報と作業指示書の場合は今後1~2年で少なくともA4用紙換算で年間約1000万枚、処理時間2万時間以上の削減が可能という。
10月から作業員の入退場(出面)管理を先行してデジタル化する。入退場管理にはMCデータプラスの労務・安全衛生に関する帳票管理サービス「グリーンサイト」の付属機能である通門管理システムを活用。同システムにより、グリーンサイトに登録されている作業員情報にひも付けされたQRコードを活用し、作業員個々の入退場時間や入場日数などの就労履歴を管理する。作業員は個別に付与されるQRコードを入退場ゲートの読取機にかざすだけで、就労履歴データが蓄積される。
帳票類のデジタル化は21年1月から順次実施する。MCデータプラスの作業間連絡調整サービス「ワークサイト」で、帳票類の作成業務に加え承認業務もデジタル化する。印刷した紙ベースでの承認業務が不要になる。
就労履歴と帳票類のデジタルデータを連携・融合させることで、現場の管理業務の生産性が大幅に向上する見込み。例えば就労履歴と作業日報のデータを連携させると、協力会社の出面の集計・請求や当社の承認、有能技能者に対する手当の請求・承認等の業務を瞬時に処理できる。工事日誌に記録された工事内容(出来高)と就労履歴データから得られる人工(工事の実施人数)を連携させると、個々の技能者(職長等)の適正な評価など、技能者個人の管理も可能になる。
MCデータプラスの各種クラウドサービスの利用は、協力会社が自社の作業員情報をグリーンサイトに登録することが前提。グリーンサイトは建設キャリアアップシステム(CCUS)と連携しており、両方に登録されひも付けされている作業員は、通門管理システムに記録される就労履歴がCCUSに転送される。清水建設はデジタル化を進めるに当たり、協力会社に対して、両サービスへの未登録作業員の情報登録を要請していく。
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