2021/02/04 国交省/除雪の安全性向上へ実証実験実施/自動化や吹雪時の運転支援技術確立めざす
【建設工業新聞 2月 4日 1面記事掲載】
国土交通省は新技術を活用し、除雪現場の生産性や安全性を高める。機械操縦の自動化技術、吹雪時の車両運転支援技術を実証実験する。自動化により現在2体制の除雪作業が1人で安全に実施でき、人口減少下でも必要な除雪サービスを維持。車両運転支援により吹雪でも除雪作業が継続できる。
自動化技術は2022年度以降、運転支援技術は21年度以降に実働配備を始める計画だ。
除雪現場の生産性・安全性向上策を「i-Snow」と銘打ち展開する。冬季の道路交通の確保に不可欠な除雪サービスを維持するとともに、吹雪による通行止め時間の短縮を図るのが狙い。
除雪作業は現在、道路構造や沿道状況を熟知した除雪機械の熟練オペレーターと助手の2人体制で行っている。だが熟練オペレーターが減っており、人手不足や技術継承が課題となっている。吹雪で通行止めにしている時は除雪作業が難しく、天候が回復した後に作業するため通行止めが長期化してしまう。
生産性・安全性を高める取り組みとして機械操作を自動化し、作業員1人で安全な除雪作業を実現する。21年度に実証実験を行う。衛星による走行位置の把握や作業装置操作の自動化などについて検証。22年度以降、実証実験や道路状況に応じた機能検討を踏まえ実働配備を始める。
吹雪時の映像鮮明化技術により車載モニターで周辺状況を確認し、吹雪でも除雪作業を可能にする。天候の回復後、速やかに通行を再開させる。これまでの実証実験の結果を取りまとめ、21年度以降に映像鮮明化技術を実働配備する予定だ。
自動化技術は2022年度以降、運転支援技術は21年度以降に実働配備を始める計画だ。
除雪現場の生産性・安全性向上策を「i-Snow」と銘打ち展開する。冬季の道路交通の確保に不可欠な除雪サービスを維持するとともに、吹雪による通行止め時間の短縮を図るのが狙い。
除雪作業は現在、道路構造や沿道状況を熟知した除雪機械の熟練オペレーターと助手の2人体制で行っている。だが熟練オペレーターが減っており、人手不足や技術継承が課題となっている。吹雪で通行止めにしている時は除雪作業が難しく、天候が回復した後に作業するため通行止めが長期化してしまう。
生産性・安全性を高める取り組みとして機械操作を自動化し、作業員1人で安全な除雪作業を実現する。21年度に実証実験を行う。衛星による走行位置の把握や作業装置操作の自動化などについて検証。22年度以降、実証実験や道路状況に応じた機能検討を踏まえ実働配備を始める。
吹雪時の映像鮮明化技術により車載モニターで周辺状況を確認し、吹雪でも除雪作業を可能にする。天候の回復後、速やかに通行を再開させる。これまでの実証実験の結果を取りまとめ、21年度以降に映像鮮明化技術を実働配備する予定だ。
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