2021/02/12 20年の建設受注、7・0%減/元請の公共工事は14年以来最高/国交省

【建設工業新聞  2月 12日 1面記事掲載】

国土交通省が10日に発表した2020年(1~12月)の建設工事受注動態統計調査によると、元請受注高(53兆7650億円、前年比6・6%減)のうち、公共工事(17兆4699億円、5・7%増)が現在の統計手法になった14年以来最高になった。国と都道府県の「治山・治水」がけん引。「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」(18~20年)によって事業量を確保できたことが追い風になった。

20年の受注総額は前年比7・0%減の79兆6578億円だった。元請受注高のうち民間工事は36兆2951億円(11・6%減)。

1件500万円以上の公共工事を対象にした集計では「国の機関」の発注工事が9・2%増の6兆0044億円。「地方の機関」が3・5%増の10兆7182億円となった。1件5億円以上の民間建築工事・建築設備工事の受注高は9兆0508億円(19・5%減)。1件500万円以上の民間土木工事・機械装置等の受注高は7兆0505億円(2・9%減)だった。

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