2021/09/10 九州整備局/漁業者、埋浚協と連携し有明海などで漂流物回収

【建設工業新聞  9月 10日 13面記事掲載】

九州地方整備局は8月の大雨の影響により有明海と八代海で漂流物が確認されたことを受け、8日に漁業者と連携して福岡県柳川市から大牟田市にかけての沖合で浅い海域の漂流物を回収した。日本埋立浚渫協会(埋浚協)もクレーン付き台船を出動させ、漁船が回収した漂流物を受け取る作業を実施。流木や沈んだ木15立方メートルを含む224立方メートル(速報値)の漂流物を回収した。

漂流物の回収作業は航行船舶の安全確保と海洋環境保全を目的に大雨などの後に例年実施している。

浅い海域での作業は難しいことから効率的に作業を行うため福岡有明海漁業協同組合連合会と連携。漁船約70隻が回収した漂流物を九州整備局の調査観測兼清掃船「海輝」と「海煌」で受け取った。埋浚協のクレーン付き台船も漂流物の受け取りや沈んだ木の回収などを行った。

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