2022/02/28 大林組/現場の稼働状況の見える化システムを開発/デジタル空間で一元管理
【建設工業新聞 2月 28日 3面記事掲載】
大林組は25日、デジタル空間上で現場の稼働状況がリアルタイムに把握できる「4D施工管理支援システム」を開発したと発表した。BIMの3Dモデルにドローン(小型無人機)で取得した点群データを重ねて現場の起伏などを再現。IoT(モノのインターネット)化した重機の位置や稼働状況、監視カメラ映像などの情報を連携させ、デジタル空間で一元的に施工管理を行える。
同社が施工を手掛ける日本プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」(北海道北広島市)の建設現場で実証実験を実施中。施工管理の効率化などに貢献している。
実証実験ではクレーンに無線情報収集システムを搭載。GNSS(全球測位衛星システム)による位置や方位だけでなく、各種センサー機器を駆使してブームや旋回の角度、鉄骨のつり荷重、揚重状況などをリアルタイムに取得している。つり荷重や位置をBIMデータの設計重量、位置と突き合わせることで出来高を算出できるなど、管理業務の支援にも役立つ。
入退場システムと連携すると作業班ごとの人数を見える化できる。班ごとに作業効率をデータ化し、労務調整や作業工程の見直しに反映することも可能だ。
同システムは人の移動情報やIoT化されたモノの情報を取得することで、容易にデジタル空間に再現できる汎用(はんよう)性がある。実証実験を通じて現場ごとに必要な情報を管理、活用できるプラットフォームとして運用していく。
同社が施工を手掛ける日本プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」(北海道北広島市)の建設現場で実証実験を実施中。施工管理の効率化などに貢献している。
実証実験ではクレーンに無線情報収集システムを搭載。GNSS(全球測位衛星システム)による位置や方位だけでなく、各種センサー機器を駆使してブームや旋回の角度、鉄骨のつり荷重、揚重状況などをリアルタイムに取得している。つり荷重や位置をBIMデータの設計重量、位置と突き合わせることで出来高を算出できるなど、管理業務の支援にも役立つ。
入退場システムと連携すると作業班ごとの人数を見える化できる。班ごとに作業効率をデータ化し、労務調整や作業工程の見直しに反映することも可能だ。
同システムは人の移動情報やIoT化されたモノの情報を取得することで、容易にデジタル空間に再現できる汎用(はんよう)性がある。実証実験を通じて現場ごとに必要な情報を管理、活用できるプラットフォームとして運用していく。
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