新潟県建設業協会は、２０２１年に行った会員企業の就業規則に基づく休日制度調査の結果をまとめた。調査には４０３社（前年は４０９社）が回答。「完全週休２日制（すべての土、日曜日が休み）」を採用していると回答した会員は８０社で率にして１９・９％だった＝グラフ参照。前年調査比で率は５・２ポイント上昇、会社数は２０社増えた。

このほか土日に限らないが毎週２日の休みがある変則的な完全週休２日制を採用している企業は２９社。土日完全休みと、変則的だが完全週２日休みという二つの休日形態を合わせると２７・１％になる。前年調査では二つの休日形態を合わせた率は１９・３％だった。この１年間で完全週休２日制の採用割合は約８ポイント上昇したことになる。

「完全週休２日制（すべての土、日曜日が休み）」を採用していると回答した企業を完成工事高別で見ると、５０億円以上が５７・９％（１９社中１１社）、２５億円以上５０億円未満が２６・７％（３０社中８社）、１５億円以上２５億円未満が３４・３％（３５社中１２社）、１０億円以上１５億円未満が２５・６％（３９社中１０社）、５億円以上１０億円未満が１７・１％（７６社中１３社）、３億円以上５億円未満が１３・４％（６７社中９社）、３億円未満が１２・４％（１３７社中１７社）。昨年調査と同様、完成工事高が大きいほど完全週休２日の採用率が高いという結果になっている。

週休２日制（１カ月の間に２日休みの週が少なくとも１度あり、それ以外の週は１日以上休みがある）を採用している企業の割合は７２・７％（２９３社）。うち、１カ月の間に週２日の休日がある週の数が「２週」のいわゆる４週６休と回答した企業が最も多く５４・８％（２２１社）を占めた。１カ月の間に週２日の休日がある週の数が「３週」は１６・１％（６５社）、「１週」は１・７％（７社）、週休１日制は０・２％（１社）だった。

同調査は、県内に本社がある会員企業４０９社を対象に実施し、４０３社から回答を得た。調査基準日は２１年１２月３１日。