2022/03/30 プライムライフテクノ/ゼネコン21社と配筋検査システム開発へ

【建設工業新聞  3月 30日 1面記事掲載】

プライムライフテクノロジーズ(PLT、東京都港区、北野亮社長)はゼネコン21社と共同で、鉄筋の立体配置を認識する「配筋検査システム」を開発する。専用カメラで撮影し、検査部位の鉄筋本数や鉄筋径、間隔、配置を自動照合する。検査業務時間の60%削減を見込む。2022年度に建設現場で実証実験を行い、23年度からの本格運用を目指す。

PLTはゼネコン21社と20年9月に共同研究開発契約を締結した。開発する配筋検査システムは、PLTがパナソニックと共同開発している配筋検査用システムやカメラデバイス、アプリケーション技術と、ゼネコン21社が開発中の人工知能(AI)を活用した鉄筋認識技術を組み合わせる。専用カメラで撮影した画像と事前登録した配筋検査のデータを自動照合し、鉄筋本数や間隔などを確認する。

ユーザーであるゼネコン21社と共同開発することで、各社が持つ配筋検査の課題や検査方法の違いを開発要件に反映できる。現場にあった高精度のサービスを展開できる。

運用開始後は共同開発のスキームを生かし、各現場からのフィードバックを基に継続的なシステム改善を図る。共同研究に参画したゼネコン21社以外の建設会社でも活用しやすいサービスとして展開する。

共同研究参画会社21社は、次の通り(50音順)。

▽青木あすなろ建設▽淺沼組▽安藤ハザマ▽奥村組▽北野建設▽熊谷組▽五洋建設▽佐藤工業▽大末建設▽高松建設▽鉄建建設▽東急建設▽戸田建設▽飛島建設▽西松建設▽日本国土開発▽長谷工コーポレーション▽ピーエス三菱▽松村組▽村本建設▽矢作建設工業。

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