2022/06/16 青森県/総合評価運用見直し技術評価点を細分化、7月公告分から適用

【建設工業新聞  6月 16日 6面記事掲載】

青森県は県土整備部所管の土木工事と建設関連業務の総合評価方式の運用手引を一部見直し、技術力による選定をさらに推進する。県発注工事の成績評定で平均点評価を現行の5分割から8分割、業務では3分割から5分割にそれぞれ細分化し、技術評価点の差別化を図る。7月1日以降に入札公告する総合評価方式の案件で適用する。

「総合評価落札方式【標準型・簡易型】に関する運用ガイドライン」「建設関連業務の総合評価落札方式に関する運用の手引き(試行)」などの2022年度版で示した。県は国の動向や建設業界の要望に対応するため、毎年7月に工事・業務入札を対象にした総合評価方式運用ガイドラインの改定を行っている。

見直し後の工事成績評定は、18~21年の平均点で▽83点以上84点未満(配点3・5点)▽81点以上82点未満(2・5点)▽79点以上80点未満(1・5点)-の三つの評価を加え8基準とした。従来通り平均84点以上で4・0点の加点になる。業務では、評価基準を1点ずつ引き上げた上で80点以上81点未満(1・5点)、78点以上79点未満(0・5点)の2項目を追加した。

今回の改定で、技術者の成績評定点の評価基準を業務に合わせて引き上げたほか、簡易型i・標準型で採用している技術提案の得点審査方法をガイドラインに掲載した。

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