2022/08/08 振興基金/CCUS21年度収支実績/2年前倒しで黒字達成

【建設工業新聞  8月 8日 2面記事掲載】

建設キャリアアップシステム(CCUS)運営主体の建設業振興基金(振興基金、谷脇暁理事長)がまとめたCCUSの2021年度決算で収支実績が約6億円の黒字となった。20年10月の料金改定以降、23年度を目標に掲げていた単年度での黒字化を2年前倒しで達成した。

3日に開かれた建設キャリアアップシステム運営協議会運営委員会で報告した。

21年度の技能者登録は33・9万人(当初目標30万人)、一人親方を除く事業者登録は4・0万社(3万社)、就業履歴登録数は2736万件(2000万件)で、いずれも目標値を達成。登録料などが増収となった一方、審査業務などの効率化で支出を抑えた。

次期システム更新費3・5億円も積み立てている。

コールセンター廃止後のメール対応業務は、ホームページ内のFAQ(よくある質問)の充実や問い合わせフォームの改善などで回答返信に要する時間を短縮。現状では1日以内で返信できるようになっている。

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