2022/10/31 政府/経済対策を閣議決定、国民の安全安心に10・6兆円
【建設工業新聞 10月 31日 1面記事掲載】
政府は財政支出規模39・0兆円を見込む「新たな総合経済対策」を28日に閣議決定した。防災・減災、国土強靱化を大きな柱の一つに据え、取り組みを強力に推進。国土強靱化を含めた「国民の安全・安心確保」に10・6兆円を投入する。財源の裏付けとなる2022年度第2次補正予算案は一般会計で総額29・1兆円程度を見込み、開会中の臨時国会での成立を目指す。
総合経済対策は民間支出などを含む事業規模が71・6兆円となる。経済再生に向けた政策を4本柱で構成。財政支出の内訳は▽防災・減災、国土強靱化の推進など国民の安全・安心の確保(10・6兆円程度)▽物価高騰・賃上げへの取り組み(12・2兆円程度)▽地域の「稼ぐ力」の回復・強化(4・8兆円程度)▽新しい資本主義の加速(6・7兆円程度)。このほか予備費に4・7兆円程度を配分する。
賃上げの促進では資材高騰を踏まえ、適切な価格転嫁を促しながら必要な公共事業量を確保する。建設会社の適正な利潤確保と労働者の賃上げにつなげる。「人への投資」などにつながる取り組みとして、建設キャリアアップシステム(CCUS)を通じた技能者のスキル向上・処遇改善も目指す。
総合経済対策は民間支出などを含む事業規模が71・6兆円となる。経済再生に向けた政策を4本柱で構成。財政支出の内訳は▽防災・減災、国土強靱化の推進など国民の安全・安心の確保(10・6兆円程度)▽物価高騰・賃上げへの取り組み(12・2兆円程度)▽地域の「稼ぐ力」の回復・強化(4・8兆円程度)▽新しい資本主義の加速(6・7兆円程度)。このほか予備費に4・7兆円程度を配分する。
賃上げの促進では資材高騰を踏まえ、適切な価格転嫁を促しながら必要な公共事業量を確保する。建設会社の適正な利潤確保と労働者の賃上げにつなげる。「人への投資」などにつながる取り組みとして、建設キャリアアップシステム(CCUS)を通じた技能者のスキル向上・処遇改善も目指す。
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