岸田文雄首相は２日、「防災・減災、国土強靱化のための５か年加速化対策」後を見据えた政策方針を述べた＝写真。５か年加速化対策を着実に推進するとともに「（５か年）対策後も、中長期的かつ明確な見通しの下、継続的、安定的に取り組みを進めていく」と表明。そのために来夏の策定を目指す「国土強靱化基本計画」の策定に力を注ぐとした。＝２面に関連記事

同日に東京都港区の明治記念館で開かれた、全国９ブロックの地方建設業の青年会議などで構成する全国建設青年会議の第２７回全国大会に来賓として出席。祝辞の中で国土強靱化政策について言及した。

５か年加速化対策後の政策方針については「経済財政運営と改革の基本方針２０２２（骨太の方針）」をはじめ政府方針で示されているが、岸田首相自らが、建設業界の未来を担っていく若手経営者の前で表明した意味は大きいと言える。