2022/12/7 近畿整備局/ICT施工普及へインフラDX認定を創設、12月19日まで申請受付

【建設工業新聞  12月 7日 10面記事掲載】

近畿地方整備局は、ICT施工を実践するなどインフラDXに取り組む建設会社を認定する制度を創設する。新3K(給与、休日、希望)の取り組みを促進し、地元建設会社にデジタル技術を活用した人材育成やインフラDXを推進してもらう。申請はインフラDXに継続的に取り組んでいることが条件で、19日まで申請を受け付ける。認定された企業は2023年度以降に発注する一部直轄工事で総合評価方式の加点対象になる。

認定条件は、国や地方自治体が発注したICT活用工事実績が過去3年で3件あり、測量から設計データの作成、施工、施工管理、納品のすべてのプロセスを実施していること。社員にICTやBIM/CIMの研修計画を数値目標として示すなど、今後の人材育成計画が具体的であることなど。認定の有効期間は3年となる。

ICT活用工事の実施状況や技術者数、人材育成の取り組み状況、ICT機器の保有状況など申請書類の提出を受けた上で、同局のインフラDX認定委員会の審議を経て、認定書を交付する。認定した建設企業は同局のホームページで公表する。

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