2023/02/17 山形県内の公共工事/23年度から毎週土曜を現場閉所に、年間通じ完全週休2日へ

【建設工業新聞  2月 16日 6面記事掲載】

東北地方整備局山形河川国道事務所と山形県、山形県建設業協会は14日、2023年度から県内の公共工事で一斉に毎週土曜日を現場閉所にすると発表した。年間を通じ、完全週休2日の実現を目指す。国と県、市町村は災害や緊急工事を除き原則4週8休を前提に発注することになる。

県内の東北、北陸整備局7事務(管理)所、東北農政局2事業(支)所、県、市町村と山形建協(274社)、県建設産業団体連合会(8団体)が連携して取り組む。

山形河川国道事務所が22年4~12月に県内の公共工事約1080現場で実施した「週休2日普及促進キャンペーンの実施状況」によると、毎月第2、第4土曜に設定した一斉閉所日の実施率は85%だった。発注機関別の実施率をみると国(約280現場)が95%、県(約600現場)が79%、市町村(約200現場)が76%。22年度は毎月第2、第4土曜日の一斉閉所日に加え、各現場で「週休2日の月」を設け、4週8休を1カ月以上とする努力目標も実施。ほぼ8割が実施したという。

山形河川国道事務所の中嶋弘明工事品質管理官は「毎週土曜閉所を実現することで建設業のイメージアップにもつながる。24年4月に始まる建設業の時間外労働の罰則付き上限規制を前に意識を高め働き方改革を前に進めたい」と話した。

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