2023/03/23 関東整備局/23年度優良工事局長表彰、働き方改革やICT活用の工事を追加

【建設工業新聞  3月 23日 5面記事掲載】

関東地方整備局は2023年度の優良工事局長表彰に、働き方改革やICT活用で優れた成績を収めた工事を追加する。従来は全工事のうち工事成績が上位の4%程度を局長表彰の対象としていたが、さらに2%程度を追加表彰する。22年度に完成した工事を対象に、4月以降各出先事務所が推薦し7月に受賞者を公表する予定。業務もBIM/CIM活用で成果を収めた案件を追加表彰する予定だ。

追加表彰するのは、優れた工事成績を収めた上で▽ICT活用工事およびBIM/CIM活用工事▽働き方改革▽新技術活用-のいずれかで成果を上げた工事。従来の優良工事局長表彰と同様に受賞した企業は1年間、技術者は4年間、総合評価で加点を受けることができる。

ICT、BIM/CIM活用の分野では現場の生産性向上などで先進的、効果的な取り組みを行った工事を表彰する。働き方改革は現場技術者の負担軽減、作業効率化、就労時間短縮に効果的な取り組みを行った工事を選定。新技術活用に関してはICT以外で先進的な技術を使い、成果を挙げた工事現場を顕彰する。

関東整備局は建設業への時間外労働の罰則付き上限規制適用が迫る中、追加表彰の項目として「働き方改革」を挙げ、優れた活動を行う工事現場を積極的に顕彰する。建設現場の事務負担やICT活用を支店や本社が支援する「建設ディレクター」などを念頭に、先進的な取り組み、現場の負担軽減に積極的な企業を選定。局長表彰を通じてインセンティブを付与することで好循環の構築を目指す。

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