建設業界の皆様は、地域のインフラ整備や維持の担い手であるとともに、災害時に社会の安全・安心の確保を担う地域の守り手として、不可欠で重要な存在です。昨今は人口減少社会における担い手確保が最大の課題となっており、働き方改革の促進や生産性の向上のため、様々な取り組みが行われております。
　また、令和5年1月から建設業許可・経営事項審査の電子化が開始されており、建設キャリアアップシステム(CCUS)の普及によって、建設業従事者の働き方も大きく変わってきております。
建設産業の発展のため、我々行政書士は日頃から建設業界の皆様のご支援をさせていただいているところですが、日々刻刻と変化する社会情勢の中、建設業界を取り巻く状況をしっかりと把握し、日々の業務に生かしていく必要があります。
　今回は、国土交通省より、不動産・建設経済局　長橋和久局長、建設業課　平山耕吏企画専門官、建設市場整備課　沖本俊太朗建設キャリアアップシステム推進室長を講師にお招きし「建設、不動産業界の最新動向、今後の展開」、「建設業許可・経営事項審査電子化、経審改正等、制度改正について」、「建設業の担い手確保、建設キャリアアップシステムの取組について」のご講演をいただくことになりました。国土交通省のご担当者の方から直接講義いただける貴重な機会です。皆様の御参加をお待ちしております。

日本行政書士会連合会 会長　常住豊

　～デジタル社会のバスに乗り遅れないように～
　いよいよ令和５年１月から建設業許可・経営事項審査の電子申請が開始されました。今後、利用率の向上には、官民あげての取り組みが必要であり、弊社もソフトウェア開発や広報を通じて利用向上に協力していきたいと考えています。
　日本行政書士会連合会新年賀詞交歓会で掲げられていた「デジタル社会　行政書士とともに未来へ」は、「全ての国民が等しくデジタル社会の恩恵を享受するという目標を共有し、」（行政書士制度70周年記念式典を終えて会長談話より）活動する決意の表れであり、行政書士先生の役割に期待が集まります。
　このセミナーで国の建設産業改革への熱意、今後の展望を知り、特に、デジタル関連で成果が出ることを期待しています。建設会社や関係する皆様が国全体の動きに合わせて将来に展望をもって活躍することを祈念いたします。

ワイズ公共データシステム株式会社 代表取締役　松村清