【決算書形式で入力】と【財務諸表形式(建設業用)で入力】の選択画面が表示されますが、どちらで入力すればよいのでしょうか?違いを教えてください。
どちらから入力していただいても建設業用の財務諸表の作成が可能です。税込みから税抜きへの 税処理を行う場合は「決算書形式」をご利用ください。
「決算書形式」・・・
決算書の項目で入力します。入力は「円」単位で、財務諸表に変換する際に税抜処理ができます。
販売費及び一般管理費から原価への振分け機能や完成工事原価から兼業原価に振り分ける機能があります。
個人の場合は青色申告書の形式での入力が行えます。
「財務諸表形式」・・・
建設業用財務諸表項目で入力します。入力単位は、「千円」または「円」のいずれかで行えます。
税込入力した金額を税抜きに変換することはできません。
※弊社へ電子申請を行う場合は、どちらから入力してもかまいません。
財務諸表は千円単位で入力すればよいのでしょうか?
財務諸表形式で入力する場合、千円単位・円単位のいずれでも、千円単位の財務諸表を作成することができます。
入力単位は、画面左端の入力/表示単位ボタンで切り替えが可能です。
※弊社へ電子申請を行う場合は、入力/表示単位はどちらから入力されても問題ありません。
※決算書形式で入力する場合は円単位入力となります。
千円未満の端数処理は、「切り捨て」「切り上げ」「四捨五入」どのようにしたらよいでしょうか?
千円単位で入力する場合、千円未満の端数処理は「切り捨て」「切り上げ」「四捨五入」のいずれかの方法で行います。
ただし、ひとつの財務諸表内で、ある科目は切り捨て、別の科目は四捨五入など、科目ごとに端数処理の方法を変えることはできません。端数処理は統一してください。
※本システムでは、円単位で入力された財務諸表項目はすべて千円未満を切り捨てで処理します
財務諸表の端数処理を切り上げ(又は四捨五入)に変更できますか?
申し訳ございません。端数処理は「切り捨て」となり、変更することはできません。
財務諸表を千円単位で入力すると、合計金額が決算書と一致しません。どのように入力すればよいでしょうか?
入力表示金額の設定を[千円/千円][自動計算する]にすると、各合計は自動計算されますが、財務諸表項目はすべて千円単位となるため、自動計算された合計金額が実際のものと異なる場合があります。
正しい金額(円単位の合計金額を端数処理した金額)を上書き入力してください。
※画面左側の[自動計算しない]ボタンを選択すると、自動計算機能を使わず合計をすべて直接入力することもできます。
財務諸表の科目の追加や科目名の変更はできますか?
科目を追加する場合は、「その他1」などの予備欄をご利用ください。科目名をクリックすると科目名を変更できます。
※黄色の入力欄は経審評点に影響がある項目のため科目名の変更ができません。
※財務諸表形式で科目名を変更した後、決算書入力画面を開いて財務諸表を更新すると科目名及び金額は決算書入力内容に更新されます。
財務諸表は百万円単位に変更できますか?
印刷/プレビューの際に百万円表示で印刷することが可能です。
印刷プレビュー/印刷時に表示される財務諸表の印刷設定[印刷設定2]で[財務諸表を百万円単位で印刷する]にチェックを入れてください。
※金額の入力単位を百万円単位に切り替えることはできません。
前期で作成した財務諸表の科目を今期の財務諸表にも反映させたい
今期のデータを入力する際は下記の手順で年度更新をお願いいたします。
①最初の顧客台帳より[決算報告・経営状況分析・経審・入札関係]のタブをクリックします。
②[処理を行う決算期の設定]をクリックし、去年作成した前期のファイルをクリックして選択します。
③[年度更新]をクリックします。
④ 年度更新オプションの選択画面が表示されますので[前期の財務諸表の科目名をそのまま使用する]にチェックを入れ、[OK]をクリックします。
『注記表』の内容をコピーできますか
今期ファイルを作る際、「年度更新」を利用することで、前期データから注記表の内容を引継ぐことができます。
≪年度更新方法≫
①顧客台帳画面で該当のお客様を選択し、「決算報告・経営状況分析・経審・入札関係」画面の[処理を行う決算期の設定]を
クリックします。
②前期ファイルを選択し、[年度更新]をクリックします。
「現在選択している決算期データを年度更新して~」というメッセージは[はい]をクリックします。
③年度更新オプションが表示されます。「年度更新後に前期の注記表のデータを基準決算にコピーする」にチェックを付けます。
他にも必要な項目がございましたらチェックを入れ、[OK]をクリックします。
上記方法で、注記表を引き継いだ今期ファイルが作成されます。
■すでに今期ファイルを作成済みでデータの入力をされている場合
注記表だけ前期ファイルからコピーすることができます。
≪注記表のエクスポート/インポート≫
①前期ファイルの注記表画面を開きます。
②[ファイル」-[エクスポート]-[財務諸表データ]をクリックします。
③「財務データのCSVファイル保存」画面が表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
保存先選択画面が表示されたら、デスクトップやドキュメントなどお客様の任意の場所を指定し、[保存]をクリックします。
④前期ファイルの画面は閉じ、今期の注記表の画面を開きます。
⑤[ファイル]-[インポート]-[財務諸表データ]をクリックします。
⑥読み込むファイルを選択する画面が表示されるので、③で保存した「財務諸表データ」ファイルを指定して[開く]をクリックします。
⑦「財務諸表データの読み込み」画面が表示されます。
画面右側のチェック項目では「注記表を読み込む」のみにチェックを入れ、それ以外はすべてチェックを外します。
⑧[OK]をクリックして読み込みます。
『消費税の組替表』は作成できますか?
作成できます。
■法人の場合
損益計算書・完成工事原価報告書を[決算書形式で入力]していただくと、決算書入力画面上部の[組替表印刷]をクリックすることで作成できます。
■個人の場合
損益計算書を[従来の決算書入力形式]で入力していただいた後、決算書入力画面上部の[組替表印刷]をクリックすることで作成できます。
※「青色申告決算書形式」では作成できませんのでご注意ください。
『附属明細表』は作成できますか?
<入力方法>
① 書類選択画面にて[【旧】都道府県特殊入力]をクリックします。
② [開く]ボタンをクリックして、一覧から「附属明細表.spr」を選択して開きます。
③ 白抜きの箇所に数値、カンマ(,)や文字を入力します。
④ 入力できましたら[別名保存]をクリックして、ファイル名を入力して[保存]します。
⑤ 入力データが表示されている状態で[ 閉じる ]をクリックして画面を閉じます。
※②の一覧に「附属明細表.spr」が表示されない場合は、ファイルの場所を変更する必要があります。データフォルダ(通常は「ドキュメント」の「電子申請支援システムデータ」)内の「スタイル」-「(県番号+都道府県)」フォルダにあります。
※入力したファイルを保存する際は「○○(株)第○期 附属明細表」など、決算期や会社名を付けると便利です。
名前を変えずに上書保存した場合は、書式をセットアップすると入力したデータがクリアされますのでご注意ください。
<印刷方法>
① 書類選択画面にて[上記に無い書類の印刷]をクリックし、一覧から「附属明細表」を選択します。
② プレビューで入力内容をご確認いただき[印刷]ボタンをクリックします。
※入力したデータが表示されない場合は、[【旧】都道府県特殊入力]画面を開き、入力方法④で保存したファイルを開いたら画面を閉じて[上記にない書類の印刷]より印刷をお試しください。
『附属明細表』の入力項目を増やすことはできますか?
申し訳ございませんが、対応しておりません。
『貸借対照表』流動負債の預り金がマイナスで計上されている
マイナスでの計上はできません。流動資産の立替金やその他等に振り替えをお願いいたします。
『株主資本等変動計算書』積立金の積立・取り崩しなどが発生しています。どこに入力したらよいですか?
「その他1」などの予備欄に入力します。クリックして内容を記載し、変動額を該当する箇所に記入してください。
決算期変更がありました。決算期間が12ヶ月に満たないので『換算報告書』の作成方法を教えてください
決算期が12ヶ月に満たない場合は、基準決算と前期以前の金額をもとに換算報告書が自動作成されます。基準決算の財務諸表の入力が完了したら、書類選択画面の[換算報告書]をクリックします。
※換算報告書の前期データが反映されない場合は、前期データのインポートが必要となります。詳細についてはこちらのQ&A をご覧ください。(年度更新の場合は前期データは引き継がれるためインポート作業は不要です。)
※弊社へ電子申請される場合は、換算に必要な前期以前の財務諸表が入力されていれば別途換算報告書の提出は不要です。
法人成り1期目の決算が終わりました。『換算報告書』の作成方法を教えてください
換算報告書(法人様式)を作成するには、換算に必要な財務諸表の金額を法人様式に入力する必要があります。
財務諸表は『個人』と『法人』で様式が異なり、連動していないため、前期を法人設定に切り替えてご入力ください。
詳しい手順については
こちら をご覧ください。
※当期と前期を合わせて12か月に満たない場合は3期換算となります。その場合は、前々期の財務諸表(法人様式)の入力も必要です。
【個人財務諸表】「消費税及び地方消費税に相当する額の会計処理の方法」はどこに入力すればいいのでしょうか?
貸借対照表の最終ページの注記「消費税及び地方消費税に相当する額の会計処理の方法」欄に入力します。
免税事業者の場合は、プレビュー/印刷時に表示される印刷設定[印刷設定1]で[注記の消費税に相当する額の処理方法に「免税事業者につき税込み」と印刷する]オプションにチェックを付けると、注記欄の内容にかかわらず『免税事業者につき税込み』と印刷できます。
※電子申請される場合は、注記欄へ会計処理方法の入力が必要となります。
【個人財務諸表】注記内容において、工事進行基準による完成工事高が反映されません
令和4年の改正により、建設業の財務諸表において工事進行基準による完成工事高の記載は無くなりました。